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その、透明な鎖を
第10章 私が失ったもの
パパの手が、私のショーツを脱がそうと動いた。
「あ」
それは呆気なく剥ぎ取られ、開かされた足。
こんなことをされているのに、もう抵抗する気も起きなくて。
本当に私は、正常な判断などできないほど、いろいろなものに頭が酔っていたのかもしれない。
――くちゅ、と。
指が、そこへと這わされる。
「ひあっ」
初めて触れられるその場所。
驚いて、腰がひいた。
でも、追いかけるようにパパの指がついてきて。
つぷ……と。
溝を下から上に撫で上げるように。
片手は胸を弄ったままで。
突起を舌で転がしながら、もう片手はそうやってそこを触られて。
「ふ、う……っ」
息を吐く唇が震え、思わず両手で口を押さえた。