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その、透明な鎖を
第11章  私と、そのひと


「いや……なら、いいんだ」


パパがほっとしたように小さく、息を吐く。
そしてそのまま、ドアを閉める。
――パパが、私の部屋にまだいる状態で。


「パパ……?」


視線を合わせてきたパパを、久しぶりに真っ直ぐに見た。
……なんだかやつれている。そう思った。
あのときまで、少しずつよくなっていたように思えた顔色。表情。
それがすべて、倒れたときのあの頃に戻ってしまったかのように。

そしてまた、私を罪悪感が襲う。
ママに対するそれに加え、パパをこんなふうにしてしまったのは私だというそれも。


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