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その、透明な鎖を
第11章  私と、そのひと


その紙に書かれていたのは、私とパパの親子関係の否定、だった。


そっか。
……そうなんだ。


私は、小さく息を吐いた。
パパが父親の可能性は、これで完全に……否定されてしまった。


「……パパ、自分はA型、って言ってたのは、私に、これがばれないように……?」

「……そう。凛の血液型を知ったとき。桜と話して、そう決めた。
幸い、それより前に凛に血液型を聞かれたことなんかなかったからね」

「そこまで、して」

「それで凛に疑われずに済むなら 、偽るぐらいたいしたことでも何でもなかった。
血液型なんて、そもそもわからなくたって何の支障もないだろう? 治療や何かで必要なときはその都度調べることになるだろうし。
……いつか分かってしまうときがくるとしても、隠せるうちは隠しておきたかった」


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