この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
その、透明な鎖を
第12章 私の存在理由
……私の身体。
こんなに気持ちよがってる。
パパからされてるのに。
こんなに興奮して。感じて。
瞬きが、2、3回。
溜まっていた涙が零れて、耳を濡らす。
はしたない、身体。
いやらしい、身体。
――それが、私の身体だ。
セックスの対象になんて普通考えられないパパが相手なのに。
血が繋がってないとしても、こんなこと本当はしちゃいけない相手だろうに。
この身体は強ばるどころか、柔らかく開いて。
――やっぱりそういう男の子供だから、なのかな。
そんなふうにぼんやりと思ってしまった。
……そして、パパが再び覆い被さってきた。
足の間に身体をねじ込むようにして。