この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第13章  私が出逢った、彼


その年の冬。

千津ちゃんから、龍に『うちで働かないか』という話があった。
千津ちゃんちは自営業なのだけれど、デスクワークをしていた従業員がひとり、家庭の都合で急に辞めてしまって困っているらしく、それで龍に話がきたのだ。

龍から『受けようと思うんだ』とその話を聞いて。
でも『通うには遠いから、近くに引っ越さないと』とも言われ。

……私は躊躇わず、龍と一緒に行くことを決めた。
龍は、ほっとした様子で『凛が行きたくないって言ったらどうしようかと思った』と笑った。

それは、私と常に共にいたい、そう龍が思ってくれているということ。
そんなふうに、私という存在を求めてもらえることを幸せに感じながら、私もいつも龍と共にいたいと、そうあらためて思った。


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ