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その、透明な鎖を
第20章  答えなど、はじめから


悠斗はそれを見ていた。
見たことのない彼女の姿に、声も出ない。
目が離せないまま、ただ、黙って。


そしてさっきの凛の発言に感じた、何か。
それがやっとこのとき悠斗にはわかった。
 
自分との関係をこれから続けたい。だから『悠斗がこのまま何も言わないでくれたら』――――。

その、言葉の意味。


――何か言われたら、もう俺とは続けていけないということ……。


「……凛」


思わず、彼女の名前を呟く。


凛の心は、龍との関係により安定していたのだ。
龍の存在は彼女の中に絶対的なものとしてあって。
その上で、自分との関係があったのだ、と。


……半ば呆然としながら、悠斗はそのことにようやく気付いて。



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