この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第20章  答えなど、はじめから


凛の心の闇の深さ。
悠斗は……いや、龍さえもそこまでだとは思っていなかったのであろう。
彼女を抱き留める彼の顔には、微かに動揺が見て取れた。


「悪かった――ごめん……ごめん、凛……!」


何度も、そうやって、凛に。


「もう言わない、二度とこんなこと言わないから――――」


たまらなさそうに彼女を強く抱き寄せ、その頭に顔を埋めて伝える。
凛の幸せだけを願う彼にとって、彼女のその慟哭を目の当たりにすることは、どんなにつらいことだろうか。


「ずっと凛のそばにいるから」

「……っ……」

「今も、凛はオレのすべてだよ」

「龍……っ……!」


彼の言葉に、彼女はさらに声を上げて泣いた。


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ