この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第21章  普通って


「凛とこうなったとき。オレも確かに思ったよ。こんなのはいけない。こんな関係普通じゃない――――」


そして、ふっ、と笑うように。


「でもね。そんなこと、だんだんどうでもよくなっていったよ。
普通じゃなくても、オレたちはこうやってこの関係で実際気持ちが救われて。だったらもう、それがオレたちにとっての普通なんだって、そう気付いた」


迷いのない、その目。


「誰かの決めた普通なんて、意味がない。
普通か、そうでないかなんて。オレたちが自分で決めることだ」


悠斗は、黙ったまま龍を見つめて。
龍も、その視線を静かに受け止める。


「悠斗君」


名前を呼ばれ、ゆっくりと続けられたその言葉。


「君にとっての普通って、何――――?」




/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ