この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第22章  夏の名残


凛の家に着いて。

悠斗は深呼吸をした。
最後に見た凛の姿が脳裏に浮かぶ。
あの、表情。
泣き叫ぶように自分の名前を呼んだ凛。


「――――っ」


呼び鈴を押そうと動かされた手が思わず止まる。


――都合よすぎかな、俺……。
あんな、逃げるみたいに立ち去っておきながら、こんなふうにまた会いに来るなんて。


心が、揺れた。
もうこのまま会わずに帰った方がいいんじゃないか? そう、弱気になる。


「……っ、凛……」


――それでも……それでもやっぱり俺は。


思い直して、呼び鈴を押す。


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ