この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第23章  その、透明な鎖を


「俺、ちゃんと聞きたい」

「……え」

「凛の、俺に対する本当の気持ち」


凛が、瞬きを繰り返す。


「……それでも、何なのか。それが聞きたい」

「悠斗…」


……風が、凛の髪を静かに揺らしていく。
悠斗はそれを黙って見つめながら、彼女の次の言葉を待った。


「……それでも」


やがて、呟かれた言葉。


「それでも、言うこと……許してもらえるなら」


凛が何を言葉にしようとしているのか。
悠斗にはなんとなく分かった。
あのときとはきっと違う意味で『口にしてもいいのか』と躊躇ってしまう言葉。


「……言って」


彼女はその言葉に、きゅっ……と唇を噛んで。
それからゆっくりと、口にする。


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ