この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第4章  その季節が訪れるまで


木曜の次は、月曜がふたりの会える時。
その三日間の空白は、悠斗には本当に長いものに思えて。

触れたい。
キスしたい。

それもあるけれど。


「会いたい……」


顔が、見たい。
可愛いその笑顔が、見たい。
声が、聞きたい。

そう、何よりも。
会いたい、と――――。


会っても、離れればまた同じ。
すぐに会いたくなる。
きりがないほどに。
彼もそれはわかってはいるけれど、ほんの少しの時間でもいいから、会って、触れて。
ただ、ただ、そうしたくて――――。


「凛、怒るかな」


もうすぐ毎日のように会えるはずなのに、今日はどうしてもその衝動をおさえられなくて。

土曜日、バイトが終わったあと。
彼女の家へと彼の足が向かう。

携帯を持っていない凛には、こっそりと連絡が取れない。
直接行って、部屋の窓でも叩いて――そんなふうに彼の頭の中では勝手にシュミレーションがされていく。


「凛も、会いたかったって言ってくれるかな……」


そんな、期待も持って。


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ