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蛇神様の花の宴
第1章 三人の蛇神様
「私もまだまだ名残惜しいですが、仕方ないでしょう。美鎖を壊してしまっては元も子もありませんからね」

雪影は妖しく微笑みながら、息も絶え絶えな美鎖の頬を撫でた。

「雪影は今終わったばっかじゃん。目の前で見せつけられながら待ってたこっちの身にもなってよね」

余裕たっぷりに笑う雪影に、穂波が唇を尖らせる。それでも美鎖が限界であることには同意なのか、それ以上求めてくることはない。

「美鎖、愛してる」

穂波がその可愛らしい唇で、ついばむようなキスをする。
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