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蛇神様の花の宴
第1章 三人の蛇神様
「私も、愛してますよ、美鎖」
雪影が大人の色気たっぷりに深いキスを落としてくる。
「美鎖、好きだ」
最後に美鎖の体を支えていた暗夜が、背後から無骨な口づけをしてきた。
白の雪影。
黒の暗夜。
金の穂波。
三人の蛇神様に愛を囁かれ、美鎖はふわふわと雲の上に漂っているような気がした。
こうやって求められることはとても嬉しい。
けれどこのままでは身が持たない。
せめてもう少し手加減してくれたら……。
そう思いながら、美鎖は重たい瞼を閉じた。