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蛇神様の花の宴
第4章 雪影とラッピング
雪影は小首を傾げて待っている。
白状するまで何もする気はないらしい。

「さぁ、言ってご覧なさい」

雪影の指が、美鎖のわななく唇をゆっくりとなぞった。
その笑顔は、母親が優しく幼子をなだめるのに似ていた。

美鎖は小さく口を開く。

「下……にも、触っ、て……?」

「下ってどこですかねぇ?」

「……え?」

美鎖は裏切られたように目を見開いた。
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