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『ヒロキ』
第2章 最悪な出会い
「…アンタ、アイツら仲間でしょ?何でそんなに嬉々として笑ってんの?!」


「…あのさ、ミオちゃん。」


不意に
ヒロキが近づいてきたので、アタシは身構えた。


ヒロキの両手が、アタシの手首を掴み、冷たいコンクリートの壁に縫い止める。


「オレ、―やっぱ気に入っちゃった。ミオちゃんのこと(笑)」


「…えっ?」


『ドキン』


鼓動が跳ねる。


やっぱり、
アルコールでアタシの脳みそどうかしちゃってる。


いきなりの展開に
思考が追いつかない。
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