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第2章 最悪な出会い

「…そんなこと言っちゃって、いいのかな？(笑)」


不意にヒロキの顔が近づき、またもや、心臓が飛び跳ねる。


ヒロキがアタシの耳元に唇を寄せる。


「ミオちゃんは、断れないと思うよ…？(笑)」


低い声で囁かれ、身体中に甘い痺れが走った。


ヒロキは悪戯っぽく笑うと、少しだけ身体を離し、ポケットから携帯を取り出して目の前にかざしてきた。