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『ヒロキ』
第2章 最悪な出会い
気を取り直して、機械を操作し歌う曲名を探し始めた。
(よ~し!今夜もとことん歌ってやるぅ~!)
曲番を入力し、目の前のカシスオレンジを半分ほど一気に飲み、マイクを手に取ったアタシは、ヒールを脱ぎ捨ててソファに立ち上がる。
そして、ロックやパンク系の歌をひたすら歌い始めた。
―2時間を過ぎた頃、
「コン、コン」
微かにドアをノックする音が聞こえた気がして、ユウジさんかと思い、歌いながら横目で確認する。
(ん…?知らない人だ…)
酔っ払った客か、ナンパ目的の若者かと思い、とりあえず気づかないフリして無視。
「コン、コン、コン」
またもやノックする音。
もう一度横目で確認すると、ソイツはガラス越しにニコニコとこちらに手を振ってる。
(しつこいな~。さっさとどっか行けってば!)
面倒くさいので、とりあえず無視しようと決め込んだ時、
「ガチャッ」
ドアの開く音と共に、ソイツが侵入してきた。
(よ~し!今夜もとことん歌ってやるぅ~!)
曲番を入力し、目の前のカシスオレンジを半分ほど一気に飲み、マイクを手に取ったアタシは、ヒールを脱ぎ捨ててソファに立ち上がる。
そして、ロックやパンク系の歌をひたすら歌い始めた。
―2時間を過ぎた頃、
「コン、コン」
微かにドアをノックする音が聞こえた気がして、ユウジさんかと思い、歌いながら横目で確認する。
(ん…?知らない人だ…)
酔っ払った客か、ナンパ目的の若者かと思い、とりあえず気づかないフリして無視。
「コン、コン、コン」
またもやノックする音。
もう一度横目で確認すると、ソイツはガラス越しにニコニコとこちらに手を振ってる。
(しつこいな~。さっさとどっか行けってば!)
面倒くさいので、とりあえず無視しようと決め込んだ時、
「ガチャッ」
ドアの開く音と共に、ソイツが侵入してきた。