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お姫様はドラゴンにさらわれました
第4章 お残しは許しません
それに、あんまり凝ったデザインだと一人では着られない。
ここに召使はいないのだ。

着替えが終わって振り返ると、丸テーブルに朝食が並べられていた。
さっきヒールダートが用意していたものだろう。

スープとパンとフルーツ。
パンは冷えきっていたが、スープは微かに湯気をたてていた。

塔内に調理設備はないので、温めてから持ってきたのだろうか。

そもそも、どこで調達してきたのだろう。
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