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限界Lovers
第12章 遥斗の過去
…少しだけ俺の事に触れてみようと思う。


現在、平凡な会社員をしながら彼女を溺愛する俺だけど高校時代は今と少し違っていた。


当時の俺はサッカー部で、ほんのちょっとだけサッカーが上手かったりしたもんだから女の子にキャーキャー言われたりしていた。


俺もそれを自覚してたし、ちょっとヤンチャに振る舞いたい年頃の男が女の子に騒がれたりしたら…


調子に乗ってヤりたい放題。



チャラくなるほどギャルっぽい、ノリのいい可愛い子が寄ってくる。



彼女がいてもいなくても来るものは拒まず。
そんな自分が最高にクールだと思っていた(今思えば)痛いだけの高校時代…



最初の事件は高二の時の事だった。
一番調子に乗っていた時、悪びれもせず二股をして彼女たちが鉢合わせ、近所も巻き込む大騒動になった。


その時…場を納めたのは他でもない姉貴だった。



その時俺は彼女二人と姉貴に殴られ鼻血を出した。
…それが人生初の鼻血だった。


それから俺は生活を悔い改め…るどころか更に暴走し始める。


同級生みたいなガキは俺の手に余ると、それから年上に走り出す。


…といっても高二の年上なんて高三で。
美人の先輩に手を出し、先輩の当時大学生の彼氏にボコボコにされた。


高二の冬の事だった。


三日間の入院と、その彼のインパクトにさすがの俺もそこでやっと我に返り…


それからの高校生活は真面目に大人しく過ごしていた。
ちなみに同期の並木さんは高二、高三のクラスメイトで学級委員長をしていた。
いつも冷たい眼で俺を見ていた並木さん、彼女には高校時代さぞ嫌われていたことだろう。


大学に入ると二つ上の先輩に一目惚れ。
先輩目当てでそのサークルに入り、付き合う前から男女の仲になってたけど、三ヶ月口説き続けて先輩を落とした。


美人な見た目に反してサバサバして破天荒な人だった。
そこで始めて俺は「振り回される」立場になる。
一人暮らしの彼女の部屋に強引に転がり込み半同棲のように生活した。


彼女と付き合ったのは二年間…
途中何度も浮気され、その度に喧嘩した。
腹いせに女の子と遊んでも彼女が怒ることはなかった。
それが虚しく寂しかった。



それなのに最後は驚くほど呆気なく訪れて・・・
好きな人ができたから別れたいと言われた。
最後まで振り回され俺は捨てられた。




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