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限界Lovers
第2章 お帰りなさいませ、ご主人様
朝の駅は嫌いだ。
人まみれのホームで電車を待ちながらニュースをチェックするためにスマホを取り出した。



「………」



ニュースを見るつもりだったのに、俺はほぼ無意識に画像の「みなみ」フォルダを開く。



「はぁ……」



可愛すぎる…
可愛すぎるみなみ。



初めてデートしたネズミーランドで大きなブーさんを抱えたみなみ、誕生日にろうそくをフーするみなみ、一緒に行った海での水着みなみ…


みなみの笑顔…



「……癒されるな」



みなみと出会ったのはみなみが専門学校に入ってすぐだった。
みなみのバイト先の雑貨屋に就職したての俺が母の日のプレゼントを買いに行ったのが切っ掛けだった。



母親にプレゼントなんてあげたことのない俺は何を買っていいかも分からずただウロウロ悩んでいた。
そんな時声を掛けてくれたのがみなみだった。



「何かお探しですか?」



振り向いて目にしたみなみの笑顔。
目の前のみなみは俺の理想そのものだった。



「…母の日のプレゼントを」



「優しい息子さんなんですね。お母さん幸せですね」



「いや…初めてあげるんですよ。だから何がいいのかさっぱり分からなくて」



それがみなみと交わした最初の会話。


みなみはあれこれと親身になってアドバイスしてくれた。
結局、二人で悩み可愛らしい観葉植物に決めたらこれが母親のストライクゾーンに入ったらしく大喜びされて…


俺はみなみに会いたいが為にその雑貨屋に足を運んだ。



「この間一緒に選んでもらった観葉植物、すごく喜ばれました」


「本当ですか!?良かった~」


……その笑顔が見たくて。
少しでも仲良くなりたくて。



姉へのプレゼント、両親の結婚記念日、同僚の女の子への心付け…


みなみのためにせっせと雑貨屋に通い続けた。



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