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限界Lovers
第20章 影の刺客
めんどくさっ!!
面倒臭い男!!
「あと…今日の髪型は遥斗が手伝ってくれたんです」
一ノ瀬さんの話はまだまだ続く。
「遥斗にそんな技があるの?」
「まとめるときに三つ編みのとこ持っててくれたり」
「本当にお手伝いね」
「そうそう、遥斗ってきのこ嫌いじゃないですか?」
「あー、そうだったかもね」
「それが最近食べられるようになったんですよ!?もう凄くないですか!?」
「………」
やだ…どうしようこの子天然!?
一ノ瀬さんは本当に嬉しそうだけど25の男がきのこ食べられるようになったからって…ねぇ?
「本当に仲はいいみたいね」
「はい、いいです」
「元気にもなったみたいで良かった。気にしてたらどうしようってこれでもちょっと心配したの」
「全然気にしてませんから!!!!」
……本当かよ。
随分と大きな声と嘘臭いほどの笑顔が本当は気にしてることを示してる。
まあ空元気でもとりあえず元気になってくれればいいんですけどね。
それに結婚するカップルはいくつだかの関門を乗り越えないとゴールインできないとかなんとかいうじゃない?
…ホラ、丁度良いじゃない。
作ってあげたわよ、感謝しなさい遥斗。
元はと言えば未熟な自分が蒔いた種。
あとは自分でどうにかしなさい。
とりあえず責任は全て遥斗に丸投げ。
「…あっ、そうだ。私と会ったことは遥斗には内緒にして?」
「内緒…ですか?」
「そう、うるさいからアイツ」
一ノ瀬さんは少し考えて首を縦に振った。
「ありがとう一ノ瀬さん、素直な一ノ瀬さんには特別に今度遥斗の高校時代のプリクラあげるからね♪ゴミのようにあるから」
「高校時代のプリクラ!!本当に!?」
「本当本当」
「言わないから絶対ですよ!?」
「絶対もって来るわよー」
フフっ、喜んでる喜んでる…
あんなゴミでも取っとくもんね。
それにしても…
悪意や裏表があるタイプじゃないみたいね。
悪知恵も働かなそうだし単純だからうまく取り入れればいい駒になるかもしれない。
45点…未来の義妹の点数はこんなもんかしら。
とりあえず姑イジメとかできそうな感じじゃないから+5点で50点。半分ね。
この点数がこの先どうなるか…それも楽しみな私だった。
面倒臭い男!!
「あと…今日の髪型は遥斗が手伝ってくれたんです」
一ノ瀬さんの話はまだまだ続く。
「遥斗にそんな技があるの?」
「まとめるときに三つ編みのとこ持っててくれたり」
「本当にお手伝いね」
「そうそう、遥斗ってきのこ嫌いじゃないですか?」
「あー、そうだったかもね」
「それが最近食べられるようになったんですよ!?もう凄くないですか!?」
「………」
やだ…どうしようこの子天然!?
一ノ瀬さんは本当に嬉しそうだけど25の男がきのこ食べられるようになったからって…ねぇ?
「本当に仲はいいみたいね」
「はい、いいです」
「元気にもなったみたいで良かった。気にしてたらどうしようってこれでもちょっと心配したの」
「全然気にしてませんから!!!!」
……本当かよ。
随分と大きな声と嘘臭いほどの笑顔が本当は気にしてることを示してる。
まあ空元気でもとりあえず元気になってくれればいいんですけどね。
それに結婚するカップルはいくつだかの関門を乗り越えないとゴールインできないとかなんとかいうじゃない?
…ホラ、丁度良いじゃない。
作ってあげたわよ、感謝しなさい遥斗。
元はと言えば未熟な自分が蒔いた種。
あとは自分でどうにかしなさい。
とりあえず責任は全て遥斗に丸投げ。
「…あっ、そうだ。私と会ったことは遥斗には内緒にして?」
「内緒…ですか?」
「そう、うるさいからアイツ」
一ノ瀬さんは少し考えて首を縦に振った。
「ありがとう一ノ瀬さん、素直な一ノ瀬さんには特別に今度遥斗の高校時代のプリクラあげるからね♪ゴミのようにあるから」
「高校時代のプリクラ!!本当に!?」
「本当本当」
「言わないから絶対ですよ!?」
「絶対もって来るわよー」
フフっ、喜んでる喜んでる…
あんなゴミでも取っとくもんね。
それにしても…
悪意や裏表があるタイプじゃないみたいね。
悪知恵も働かなそうだし単純だからうまく取り入れればいい駒になるかもしれない。
45点…未来の義妹の点数はこんなもんかしら。
とりあえず姑イジメとかできそうな感じじゃないから+5点で50点。半分ね。
この点数がこの先どうなるか…それも楽しみな私だった。