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限界Lovers
第21章 BBQパニック
ーーー彼氏の過去が派手だったら…


皆さんどう思いますか…?




「正解は気にしない…です。だって過去は過去なんだもん…」



帰り道、盛大なため息をついた。


お疲れ様です、みなみです。


今日、私はいろんな出来事がありました。


まずはウチの店に今度入ったネイルサロンのオープン記念のキャンペーンで初ジェルネイル体験してきました。


そしたらそこの店長さんが「遥斗の姉」だと名乗り…


遥斗の若かりし日々を教えてくれたのですが。


「遥斗が…ヤ…ヤリチンだったなんて…」


童貞だったと思ってたわけじゃないし『初体験は高一』って本人も言ってたけど…


「三股はないよ…」




私と出会った時、遥斗は既に社会人で爽やかなお兄さんだった。


だから全く信じられない。


それにアユミさんは心配してくれたけど…今の遥斗は浮気なんかする人じゃない。
遥斗の愛は私が誰よりも良く知ってるから。


「……過去過去、高校生なんて昔の話」


とは言っても三年前まで高校生だった私には割と近い話に思えてしまって…


「遥斗だって七年前…」


大学時代なんて三年前の話だ。


「うー…過去過去」



…高校生の遥斗、どんな感じだったんだろう。
どんな彼女と付き合ってたんだろう…


とにかくアユミさんと会ったことは秘密だから家に帰るまでに吹っ切らなくちゃ。


「………」


みんな彼氏の過去って気にならないのかな。


あの手が誰かの手を握っていた。
あの腕で誰かを抱きしめた。


あの唇が誰かにキスして私にするみたいに誰かの身体を…



「………」



こんなこと考えるのは私の恋愛スキルが低いから?
私にも『元カレ』とか居たら気にならなかったんだろうか。


綺麗になった指先が何だか妙に寂しい。


「過去…過去だよね、過去」


呪文のように唱えながらスーパーで買い物をして家に帰った。




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