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限界Lovers
第22章 鈴木将太の憂鬱3
「!」
背中に柔らかい膨らみを二つ感じた。
瑞希ちゃんが僕に抱きついてるんだと分かった。
「帰りたくないって言ったら…?」
「なっ…!」
なんと!!!!
これって憧れシチュエーション上位のセリフじゃないですかね!?
「で、でも瑞希ちゃん冷静じゃないだろ?…こんな時は一度頭を冷やした方がいいよ 」
「…鈴木さんと居たいって言ったら?」
「………!」
これは…もしかしなくても今、僕誘われてる?
体がカチンコチンになって動けない。
こんな時、どうしたらいい?
どうしたら…
そんな僕に気づいてるのか居ないのか、瑞希ちゃんはギュッと抱きつく力を強めるばかり。
体はさっきよりも密着して…
「………」
もしかしたら誘われてるんじゃなくて甘えられてるんだろうか…
どこか必死な彼女の気持ちを考えてみた。
不仲の両親は不在がちだと瑞希ちゃんは言った。
帰ったところで家には引きこもりの弟だけなのかもしれない。
誕生日なのに…
「…分かった」
「本当?」
「うん…でもさっきみたいのはナシね」
僕の言葉に瑞希ちゃんは小さく頷く。
「と、とにかく下着つけてね」
頬を赤らめつつ僕がたしなめると瑞希ちゃんはクスリと笑った。
「鈴木さんがつけてくれればいいのに…」
「だ、ダメダメダメ!」
そんなことしたら僕だって男なんだからどうなるか!!
せっかく丸く収まったのに…
ブツブツ独り言を唱えていると瑞希ちゃんに後ろから呼ばれた。
「鈴木さん」
「は…」
無防備に振り向いた瞬間、背伸びした瑞希ちゃんが間近に迫り柔らかい唇が僕に重なる。
「!!!!」
「誕生日プレゼント…これくらいいいですよね?」
「………」
そう言って言葉も出ない僕に背中を向けて瑞希ちゃんはブラを手に取りモゾモゾしだすけど…
「ちょ!目の前で!?」
「鈴木さんが勝手に見てるんだからね」
「そしてその言い種!?
全く、やれやれだ。
でも…僕が本当にこの子に振り回されるのはこれからの話しで…
この夜の出来事なんて序曲にしか過ぎないのだった。
背中に柔らかい膨らみを二つ感じた。
瑞希ちゃんが僕に抱きついてるんだと分かった。
「帰りたくないって言ったら…?」
「なっ…!」
なんと!!!!
これって憧れシチュエーション上位のセリフじゃないですかね!?
「で、でも瑞希ちゃん冷静じゃないだろ?…こんな時は一度頭を冷やした方がいいよ 」
「…鈴木さんと居たいって言ったら?」
「………!」
これは…もしかしなくても今、僕誘われてる?
体がカチンコチンになって動けない。
こんな時、どうしたらいい?
どうしたら…
そんな僕に気づいてるのか居ないのか、瑞希ちゃんはギュッと抱きつく力を強めるばかり。
体はさっきよりも密着して…
「………」
もしかしたら誘われてるんじゃなくて甘えられてるんだろうか…
どこか必死な彼女の気持ちを考えてみた。
不仲の両親は不在がちだと瑞希ちゃんは言った。
帰ったところで家には引きこもりの弟だけなのかもしれない。
誕生日なのに…
「…分かった」
「本当?」
「うん…でもさっきみたいのはナシね」
僕の言葉に瑞希ちゃんは小さく頷く。
「と、とにかく下着つけてね」
頬を赤らめつつ僕がたしなめると瑞希ちゃんはクスリと笑った。
「鈴木さんがつけてくれればいいのに…」
「だ、ダメダメダメ!」
そんなことしたら僕だって男なんだからどうなるか!!
せっかく丸く収まったのに…
ブツブツ独り言を唱えていると瑞希ちゃんに後ろから呼ばれた。
「鈴木さん」
「は…」
無防備に振り向いた瞬間、背伸びした瑞希ちゃんが間近に迫り柔らかい唇が僕に重なる。
「!!!!」
「誕生日プレゼント…これくらいいいですよね?」
「………」
そう言って言葉も出ない僕に背中を向けて瑞希ちゃんはブラを手に取りモゾモゾしだすけど…
「ちょ!目の前で!?」
「鈴木さんが勝手に見てるんだからね」
「そしてその言い種!?
全く、やれやれだ。
でも…僕が本当にこの子に振り回されるのはこれからの話しで…
この夜の出来事なんて序曲にしか過ぎないのだった。