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第23章 悶々しちゃうの

胸にあてた手を捕まえて遥斗はソファに縫い付けた。
力強いのに痛くない拘束に身体の芯が溶けていく。


そのままキスされ身体を探られ、気がつけば溶け出た体液で下着が濡れていた。


「………」


自分で分かるくらい濡らしてしまったことが恥ずかしい。


そんな恥ずかしい場所に長い指が入り込むと遥斗は私を見て意地悪な顔をする。


「いつの間にこんなに濡らしてたの？」


答えられず顔を背ければ無防備な首筋に唇が這う。


「やっ…」


唇はそのまま指先は蜜口を割り撫で、痺れるような快感に襲われた。


溶け出した体液は止まることを知らない。
淫らな音を響かせながら遥斗の指と下着を濡らし続ける。


「…さっきの懐かしい話ついでに…初めてみなみとエッチした時、すげー濡れててびっくりした…今までそういう雰囲気になるとよそよそしかったからそういう気分にならないのかなって。…そしたらさ、」


首筋の唇が耳につけられ、吐息混じりの言葉が直接囁かれる。


「キスすると濡れちゃうのが恥ずかしかったからって…可愛すぎるだろ」


「そ、そんな事言った？」


「…覚えてないの？」


「………」


覚えてないこともないけど恥ずかしすぎる。


「最初からみなみはエッチで可愛かったよ」


優しい目であやすようにキスをくれる遥斗。


……遥斗だって最初から優しかった。
こんな風にキスして心も身体も解してくれて。


「んっ……」


だから遥斗になら全部任せられるってあの時思った。


その気持ちは今日までずっと変わらない。
強引な日も意地悪な日もちゃんと愛が感じられる…そんな遥斗だから私はセックスで自分を解放できるんだと思う。


どんな私でも遥斗は受け止めてくれるって知ってるから…





クチュクチュ響く場所に這わされた指は入り口だけを弄ぶ。


キモチイイのに物足りなくて、もっと奥とか小さな突起を弾いくれないかと腰を疼かせる。


だんだん身体が熱くなって、胸だって疼々して…


「…お願いがあるの」


「ん？」


「おっぱい舐めて欲しい…」




頬が熱い。
私のお願い、遥斗は聞いてくれるかな…