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限界Lovers
第23章 悶々しちゃうの
私にするみたいに他の人にも好きって言ったり抱きしめたり…
私と過ごした時間と同じ時間を他の人と過ごしてきたんだ。
今までの漠然としたものじゃなく、実際見てしまうと胸を掻きむしられるような想いだった。
「…アユミさんて本当に意地悪」
わざわざこんなものくれなくてもいいのに。
しかもこれが「ご褒美」なんて性格悪すぎる。
見たくないのにプリクラを見てしまい、気がつけばかなりの時間が過ぎていた。
「……あれ?」
その中に一枚、概視感のある顔を見つけた。
でもそれは確かに遥斗とカノジョで…
「誰だっけ…」
このひともまた綺麗な人。
少し考えて遥斗のカノジョなんて知るはずないと我に返りプリクラをまとめる。
そして最後に写真を手に取った。
「この写真なんて遥斗から押してる感じ…」
私の知らない遥斗。
私以外の誰かを好きだった遥斗。
こんなもの捨ててしまおうと思ったけど、学生時代の遥斗が可愛すぎて惜しくなって結局捨てられなかった。
……馬鹿だ。
その日は遥斗のいるベッドに戻る気にもなれず、ソファの上で夜を過ごした。
胸の悶々は収まる気配もなく、長い長い夜が過ぎていった。
私と過ごした時間と同じ時間を他の人と過ごしてきたんだ。
今までの漠然としたものじゃなく、実際見てしまうと胸を掻きむしられるような想いだった。
「…アユミさんて本当に意地悪」
わざわざこんなものくれなくてもいいのに。
しかもこれが「ご褒美」なんて性格悪すぎる。
見たくないのにプリクラを見てしまい、気がつけばかなりの時間が過ぎていた。
「……あれ?」
その中に一枚、概視感のある顔を見つけた。
でもそれは確かに遥斗とカノジョで…
「誰だっけ…」
このひともまた綺麗な人。
少し考えて遥斗のカノジョなんて知るはずないと我に返りプリクラをまとめる。
そして最後に写真を手に取った。
「この写真なんて遥斗から押してる感じ…」
私の知らない遥斗。
私以外の誰かを好きだった遥斗。
こんなもの捨ててしまおうと思ったけど、学生時代の遥斗が可愛すぎて惜しくなって結局捨てられなかった。
……馬鹿だ。
その日は遥斗のいるベッドに戻る気にもなれず、ソファの上で夜を過ごした。
胸の悶々は収まる気配もなく、長い長い夜が過ぎていった。