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限界Lovers
第24章 雲行き
朝起きるともうみなみはベッドに居なかった。
今日は土曜だから弁当はいらないのに早起きなみなみを寂しく思ってみなみを探す。
「…みなみ?」
みなみはリビングに居た。
しかも目の下に隈を作り青い顔で。
「どうしたんだよみなみ!?」
「…別に?ちょっとテレビが面白すぎて寝られなかっただけ…」
テレビ!?
フラフラするみなみの姿はどう見ても「テレビが面白かった」ようには見えない。
「…何の番組見てたの?」
「朝まで生テレビ…」
「見ないよな?絶対」
みなみがそんな番組見てるのなんて見たことない。
「みなみだってたまには日本の将来について考えます」
「……でも見ないよな?」
「たまには見るんだもん…」
俺の顔を絶対見ようとしないみなみ。
何なんだ一体…俺何かしたっけ?
夕べの事を思い返す。
夕べは実家から帰ってきて盛り上がって…風呂に入った時だって普通だったし寝る時だって…
「………」
ベッドじゃないのが不満だったとか?
まだ物足りなかったとか?
でも寝る時俺に甘えてたよな?
思い当たることを片っ端から考えて…
分からない。
全然分からない…
ただみなみがおかしい事とそれが結構重症なことだけは分かる。
そんなみなみを前にどう声をかけていいのかも分からずにいると…
「…仕事に行ってきます」
「は?」
「今日…仕事だから…」
「いやいや、いつも早番でも出てくの8時半過ぎだろ?」
まだ8時前だというのに。
「でもいいの…行ってきます」
「あっ!おい…みなみ!」
結局、みなみは一度も俺を見ることなく出て行ってしまった。
「……何なんだよ」
結局理由が分からずに困るばかりだ。
理由…
「月に一度の…?」
違う。
「俺が先に寝たからとか?」
それも多分違う。
「んー…分っかんねー…」
マジで分からん。
ガシガシと頭を掻いてソファに座る。
するとふと落とした視線の先に何かが落ちていた。
手を伸ばして拾うとそれは…
「プリクラ…」
しかも俺の。
「何でこんなもんが…」
それは高校時代、女の子と撮ったもの。
「理由はコレか…でも一体どうして… 」
思い当たる節は一つしかない。
今日は土曜だから弁当はいらないのに早起きなみなみを寂しく思ってみなみを探す。
「…みなみ?」
みなみはリビングに居た。
しかも目の下に隈を作り青い顔で。
「どうしたんだよみなみ!?」
「…別に?ちょっとテレビが面白すぎて寝られなかっただけ…」
テレビ!?
フラフラするみなみの姿はどう見ても「テレビが面白かった」ようには見えない。
「…何の番組見てたの?」
「朝まで生テレビ…」
「見ないよな?絶対」
みなみがそんな番組見てるのなんて見たことない。
「みなみだってたまには日本の将来について考えます」
「……でも見ないよな?」
「たまには見るんだもん…」
俺の顔を絶対見ようとしないみなみ。
何なんだ一体…俺何かしたっけ?
夕べの事を思い返す。
夕べは実家から帰ってきて盛り上がって…風呂に入った時だって普通だったし寝る時だって…
「………」
ベッドじゃないのが不満だったとか?
まだ物足りなかったとか?
でも寝る時俺に甘えてたよな?
思い当たることを片っ端から考えて…
分からない。
全然分からない…
ただみなみがおかしい事とそれが結構重症なことだけは分かる。
そんなみなみを前にどう声をかけていいのかも分からずにいると…
「…仕事に行ってきます」
「は?」
「今日…仕事だから…」
「いやいや、いつも早番でも出てくの8時半過ぎだろ?」
まだ8時前だというのに。
「でもいいの…行ってきます」
「あっ!おい…みなみ!」
結局、みなみは一度も俺を見ることなく出て行ってしまった。
「……何なんだよ」
結局理由が分からずに困るばかりだ。
理由…
「月に一度の…?」
違う。
「俺が先に寝たからとか?」
それも多分違う。
「んー…分っかんねー…」
マジで分からん。
ガシガシと頭を掻いてソファに座る。
するとふと落とした視線の先に何かが落ちていた。
手を伸ばして拾うとそれは…
「プリクラ…」
しかも俺の。
「何でこんなもんが…」
それは高校時代、女の子と撮ったもの。
「理由はコレか…でも一体どうして… 」
思い当たる節は一つしかない。