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限界Lovers
第24章 雲行き
姉貴だ。


「アイツ余計なことしやがって…」


あんな短時間にどんな経緯でこうなったんだよ。
つーかこんなモンどっから持ってきたんだよ!


ーーープリクラは友達の彼女の友達だった子で、友達がその彼女と付き合ってた間はよく遊んでた子だ。


可愛い子だったから俺も気に入ってて、でもこの子に彼氏ができて友達たちも別れてそれっきりだ。


「マリナちゃんだっけ?マリアちゃん…マリヤちゃん…そんな名前だよな」


結局その程度なんだけど…


深いため息をついて天井を見上げた。
何はともあれ理由が分かってホッとする。


……さて、これからどうやってご機嫌を取ろうか。


しばらくみなみのことを考えて、仕事終わりに迎えに行こうと決める。


それからご機嫌取りを兼ねた洗濯をし、家の掃除もした。


そして年明けの試験の勉強をしていたけれど…



時間が経つほどぼんやりとした不安が広がり、気晴らしに外にでも出ようと着替えて街に出る。


「昔は意味もなく一人でもフラフラしたけど…最近一人でなんて出掛けないから何するかな…とりあえず飯かな」


街は既にクリスマス仕様で、気が早いよなと感心してしまう。


「クリスマスか…」


今年はどうしようか。
初めて二人でゆっくりと過ごせるクリスマス。


一昨年も去年もほんの少ししか会えなかったけど今年は時間を気にせずいられる。


「もうすぐ指輪も出来るし…大丈夫だろ」


みなみの機嫌。


何だかんだと気になって仕方ない俺って小物だよな…



「…取り合えず飯食おう飯!」



漠然とした不安を取り払うように頭を切り替え、目に入ったラーメン屋に入った。






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