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限界Lovers
第26章 決戦は金曜日
思わず家を飛び出した私だったけど・・・・・
「何なのよアンタ・・・」
更に思わず飛び込んだ先の人物を見ると張り詰めていた緊張が緩んで涙が溢れた。
「鈴之介~~」
「ぎゃー!!女はくっつくな!!」
安心感のある体に抱きつくと鈴之介は全力で私を押し退ける。
「酷い!話くらい聞いてよ!」
「アタシは忙しいんだよ!店玉美に預けてるから早く戻らなきゃなんだから」
「・・・おかまバーにお客さんなんて来るの?」
「ホント一言多い糞ガキだな!残念ながら常連さんは意外といるのよ。だからアタシもアンタと遊んでるわけにはいかないの」
「・・・・・」
なんだか鈴之介が大人に見えた。
十分オッサンなんだけど大人だと思った。
「そうそう、最近アンタが温泉でピーピー騒いでたあの子もたまに来るのよ」
「!、並木さん?」
「そうそう」
「会いたい!!」
「いつ来るかなんてわかんないわよ」
「連絡取れないの?」
「玉美なら知ってるかもね」
「お店・・・私も行っちゃダメ?お代はツケで」
「ツケー?近所なんだから財布取ってきなさいよ。それにその変な部屋着も着替えてくれば?若い女が何着ても許さるなんて都市伝説だからね」
あからさまに嫌な顔をされ仕方なく状況を話す。
「帰れないの・・・」
「どうして?鍵ないの?」
「違う・・・遥斗の元カノが来てるから」
「はぁ?何で!」
「分かんないよ私だって・・・」
分からない。
突然やって来たのも遥斗と久しぶりな感じがしなかったのも分からない。
でも遥斗が「日和さん」を拒絶しなかった事、そして飛び出した私より・・・
「追いかけてきてくれなかった・・・」
「えっ?」
「遥斗、追いかけてきてくれなかった・・・」
どんな理由があるにせよ私より日和さんを選んだ事が悲しい。
「今頃二人で何してるんだろう」
「さぁ?気になるなら帰りなさいよ」
「嫌だ!帰らない!」
「じゃあ寝取られるの指くわえて見てるしかないわね」
「寝っ・・・!」
「だってそうじゃない!昔の男のトコ来て今カノが逃げ出して?好都合じゃない。もう遥斗くんに抱かれることしか考えてないわよ」
「!」
『寝よう、遥斗』
『こういう厭らしいの好きだったもんね』
「何なのよアンタ・・・」
更に思わず飛び込んだ先の人物を見ると張り詰めていた緊張が緩んで涙が溢れた。
「鈴之介~~」
「ぎゃー!!女はくっつくな!!」
安心感のある体に抱きつくと鈴之介は全力で私を押し退ける。
「酷い!話くらい聞いてよ!」
「アタシは忙しいんだよ!店玉美に預けてるから早く戻らなきゃなんだから」
「・・・おかまバーにお客さんなんて来るの?」
「ホント一言多い糞ガキだな!残念ながら常連さんは意外といるのよ。だからアタシもアンタと遊んでるわけにはいかないの」
「・・・・・」
なんだか鈴之介が大人に見えた。
十分オッサンなんだけど大人だと思った。
「そうそう、最近アンタが温泉でピーピー騒いでたあの子もたまに来るのよ」
「!、並木さん?」
「そうそう」
「会いたい!!」
「いつ来るかなんてわかんないわよ」
「連絡取れないの?」
「玉美なら知ってるかもね」
「お店・・・私も行っちゃダメ?お代はツケで」
「ツケー?近所なんだから財布取ってきなさいよ。それにその変な部屋着も着替えてくれば?若い女が何着ても許さるなんて都市伝説だからね」
あからさまに嫌な顔をされ仕方なく状況を話す。
「帰れないの・・・」
「どうして?鍵ないの?」
「違う・・・遥斗の元カノが来てるから」
「はぁ?何で!」
「分かんないよ私だって・・・」
分からない。
突然やって来たのも遥斗と久しぶりな感じがしなかったのも分からない。
でも遥斗が「日和さん」を拒絶しなかった事、そして飛び出した私より・・・
「追いかけてきてくれなかった・・・」
「えっ?」
「遥斗、追いかけてきてくれなかった・・・」
どんな理由があるにせよ私より日和さんを選んだ事が悲しい。
「今頃二人で何してるんだろう」
「さぁ?気になるなら帰りなさいよ」
「嫌だ!帰らない!」
「じゃあ寝取られるの指くわえて見てるしかないわね」
「寝っ・・・!」
「だってそうじゃない!昔の男のトコ来て今カノが逃げ出して?好都合じゃない。もう遥斗くんに抱かれることしか考えてないわよ」
「!」
『寝よう、遥斗』
『こういう厭らしいの好きだったもんね』