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限界Lovers
第26章 決戦は金曜日
さっきの言葉の端々が再生され急に怖くなって頭を抱えた。
それから裸で抱き合う二人が浮かんで・・・
「ほら、それが嫌なら早く帰りなさいよ」
「・・・帰らない。もしそうなったら遥斗だってそれだけの人だもん」
本当は凄く怖かった。
今帰れば阻止できるかもしれないって何度も思ってた。
でも・・・
「もう私だけって約束したから・・・遥斗が迎えに来るまで帰らない」
遥斗は私を人生のパートナーに選んでくれた。
もし元カノに簡単に流されるようならどっちみち一生幸せでなんていられないと思う。
結婚ってそれだけの覚悟をしてするものだって私は思ってる。
だから日和さんがどうのこうのじゃなくて本当は遥斗を信じなきゃいけないんだ。
元カノとの事はきっと遥斗が解決する事で私が騒ぐことじゃない。
だから遥斗・・・お願い・・・迎えに来て!
左手の薬指を強く握った。
「みなみ・・・思ったより我が強いのね」
「・・・・・・・・・」
「泣いて何でも思い通りにするような確信犯だと思ってたわ。・・・まぁアタシに泣きつく辺り打算的な面もあるんだろうけど」
「酷い言われよう・・・」
「褒めてるのよー、アタシアンタみたいな子嫌いじゃないのよ」
「鈴之介に好かれてもね」
「ホント絶妙に憎ったらしいわね!・・・まぁいいわ。今日は奢るから一緒に来なさいよ」
「ま、ママっ!!」
鈴之介に抱きつくと本気で嫌がられた。
それでも鈴之介の気持ちが嬉しかった。
それからコートを借りて夜の街に鈴之介と向かう。
「玉美が喜ぶわよ。時々アンタの事言うから」
「本当に?」
「可愛かったみたいね。・・・みなみは駄犬だからねー、馬鹿な子ほど可愛いんでしょ」
「ちょっと!」
鈴之介を見上げるとニヒルに口角を上げて鼻で笑われた。
「・・・あの子アンタと同じくらいの娘がいるのよ。尤も離婚して全然会ってないみたいだけど」
「えっと玉美さんって・・・」
「勿論戸籍は男よ。学生時代からの彼女と結婚して子供が生まれたけどどうにもならなかったんでしょ」
「・・・・・・・・」
「アンタだって遥斗くんに好きな男ができたなんて言われたら悩むでしょ」
「それは・・・違う意味で確かに」
「みなみも素敵な指輪つけてるけど長い人生何があるかなんて分かんないんだからね。・・・人の気持は変わるもの」
それから裸で抱き合う二人が浮かんで・・・
「ほら、それが嫌なら早く帰りなさいよ」
「・・・帰らない。もしそうなったら遥斗だってそれだけの人だもん」
本当は凄く怖かった。
今帰れば阻止できるかもしれないって何度も思ってた。
でも・・・
「もう私だけって約束したから・・・遥斗が迎えに来るまで帰らない」
遥斗は私を人生のパートナーに選んでくれた。
もし元カノに簡単に流されるようならどっちみち一生幸せでなんていられないと思う。
結婚ってそれだけの覚悟をしてするものだって私は思ってる。
だから日和さんがどうのこうのじゃなくて本当は遥斗を信じなきゃいけないんだ。
元カノとの事はきっと遥斗が解決する事で私が騒ぐことじゃない。
だから遥斗・・・お願い・・・迎えに来て!
左手の薬指を強く握った。
「みなみ・・・思ったより我が強いのね」
「・・・・・・・・・」
「泣いて何でも思い通りにするような確信犯だと思ってたわ。・・・まぁアタシに泣きつく辺り打算的な面もあるんだろうけど」
「酷い言われよう・・・」
「褒めてるのよー、アタシアンタみたいな子嫌いじゃないのよ」
「鈴之介に好かれてもね」
「ホント絶妙に憎ったらしいわね!・・・まぁいいわ。今日は奢るから一緒に来なさいよ」
「ま、ママっ!!」
鈴之介に抱きつくと本気で嫌がられた。
それでも鈴之介の気持ちが嬉しかった。
それからコートを借りて夜の街に鈴之介と向かう。
「玉美が喜ぶわよ。時々アンタの事言うから」
「本当に?」
「可愛かったみたいね。・・・みなみは駄犬だからねー、馬鹿な子ほど可愛いんでしょ」
「ちょっと!」
鈴之介を見上げるとニヒルに口角を上げて鼻で笑われた。
「・・・あの子アンタと同じくらいの娘がいるのよ。尤も離婚して全然会ってないみたいだけど」
「えっと玉美さんって・・・」
「勿論戸籍は男よ。学生時代からの彼女と結婚して子供が生まれたけどどうにもならなかったんでしょ」
「・・・・・・・・」
「アンタだって遥斗くんに好きな男ができたなんて言われたら悩むでしょ」
「それは・・・違う意味で確かに」
「みなみも素敵な指輪つけてるけど長い人生何があるかなんて分かんないんだからね。・・・人の気持は変わるもの」