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限界Lovers
第26章 決戦は金曜日
「えー・・・遥斗もつまんなくなったね」
「つまんなくて結構だから」
「・・・だから責任取って結婚してくれとか迫られたの?」
「いつの時代だよ」
日和は今度こそ火を付けて細く煙を吐き出す。
日和の煙草はきっとみなみにとっての甘いものみたいなものなのだろう。
『遥斗も食べる?』
可愛いみなみが瞼に浮かぶと胸が痛くて胸を抑える。
「・・・心臓悪いの?」
「えっ?いや・・・まぁそんなもん?」
日和はお義理程度に心配してくれ、でもすぐ上の空になる。
「・・・ねぇ、どうして探しに行かないの?」
「お前帰すまで帰らないって宣言された」
「ふーん・・・余裕~。自分が居ない間に遥斗と私がどうにかなっちゃうとか思わないのかな?」
「さぁ?多分・・・」
「多分?」
「・・・・・・いや」
多分不安でどうしようもないんじゃないだろうか。
早く迎えに来てくれって泣き晴らしているかもしれない。
寂しさの余り悪い男に騙されたりなんて・・・
「・・・・・・」
一度悪い方向に考えてしまったら心配で仕方ない。
今頃何してるんだみなみ・・・
早く・・・早く迎えに行かなくては・・・
目的を再確認して膝で拳を握る。
「ハッキリ言うけど・・・とにかく帰ってくれないか?お前が帰らないと困るんだよ」
「い・や!」
結局一言でバッサリ切り捨てられ・・・
・・・マジかよ。
全然話になってねーじゃん!
進展なしじゃん!
「お前男には何て言ってきたんだよ」
「何も・・・」
「黙って出てきたのか?」
「うん」
悪びれもせず頷かれクラクラしてきた。
どうしたらいいんだこいつ・・・
「あ、スミマセン!生ジョッキ一つとおつまみ三種盛り!」
日和はマイペースに追加注文なんか始めて。
「・・・プハッ!生き返る!」
豪快にビールを流し込んでいる。
俺は心ここにあらずでみなみの事を考えていた。
・・・みなみ、みなみは今何をしてるんだ?
「遥斗、ニンニクの素揚げ食べる?精がつくよ」
「食べない!」
この状況に辟易しながらみなみへの想いを募らせる俺だった。
「つまんなくて結構だから」
「・・・だから責任取って結婚してくれとか迫られたの?」
「いつの時代だよ」
日和は今度こそ火を付けて細く煙を吐き出す。
日和の煙草はきっとみなみにとっての甘いものみたいなものなのだろう。
『遥斗も食べる?』
可愛いみなみが瞼に浮かぶと胸が痛くて胸を抑える。
「・・・心臓悪いの?」
「えっ?いや・・・まぁそんなもん?」
日和はお義理程度に心配してくれ、でもすぐ上の空になる。
「・・・ねぇ、どうして探しに行かないの?」
「お前帰すまで帰らないって宣言された」
「ふーん・・・余裕~。自分が居ない間に遥斗と私がどうにかなっちゃうとか思わないのかな?」
「さぁ?多分・・・」
「多分?」
「・・・・・・いや」
多分不安でどうしようもないんじゃないだろうか。
早く迎えに来てくれって泣き晴らしているかもしれない。
寂しさの余り悪い男に騙されたりなんて・・・
「・・・・・・」
一度悪い方向に考えてしまったら心配で仕方ない。
今頃何してるんだみなみ・・・
早く・・・早く迎えに行かなくては・・・
目的を再確認して膝で拳を握る。
「ハッキリ言うけど・・・とにかく帰ってくれないか?お前が帰らないと困るんだよ」
「い・や!」
結局一言でバッサリ切り捨てられ・・・
・・・マジかよ。
全然話になってねーじゃん!
進展なしじゃん!
「お前男には何て言ってきたんだよ」
「何も・・・」
「黙って出てきたのか?」
「うん」
悪びれもせず頷かれクラクラしてきた。
どうしたらいいんだこいつ・・・
「あ、スミマセン!生ジョッキ一つとおつまみ三種盛り!」
日和はマイペースに追加注文なんか始めて。
「・・・プハッ!生き返る!」
豪快にビールを流し込んでいる。
俺は心ここにあらずでみなみの事を考えていた。
・・・みなみ、みなみは今何をしてるんだ?
「遥斗、ニンニクの素揚げ食べる?精がつくよ」
「食べない!」
この状況に辟易しながらみなみへの想いを募らせる俺だった。