この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
限界Lovers
第26章 決戦は金曜日
「無理ー」


人事みたいに笑いながら日和はまた煙草に手を伸ばす。


「・・・やめろよ。吸いすぎだって」


「禁煙の反動がね・・・」


「禁煙してたのか?」


「・・・彼氏が煙草嫌いだったから」


「早く戻れよ。お前の考え方変えるくらい好きだったんだろ?」


俺といる時は煙草だけはやめられないと言っていた。
絶対他人の言葉には左右されない女だった。


「だから何聞いてたの?戻らないんだって」


「その子供に言われたからか?別れてるんだろ?」


「・・・彼は娘を大事にしてる。例えば娘のそういう気持ちを知ったら彼は私から離れていくと思う」


「分かんないだろ・・・」


「分かるの、私には分かるの。離れて行かれるくらいなら私から離れるわよ!」


どこまでも自己中な考え方に呆れたなんてもんじゃなく・・・


「だからって俺たち引っ掻き回すのは違わないか?」


「だって・・・私一人になんかなれないし」


「知らないし、俺たちには関係ないし巻き込むなよ!」


そんなのとばっちりもいいとこじゃないか。
これでみなみとの仲に亀裂が入ったらどうしてくれるんだ!


「私遥斗のエッチが好きだったんだ・・・相性良かったと思わない?」


「またその話か・・・残念ながら彼女との相性の方がもっといいんでね」


「あんなに日和日和ってヤリたがったのに?・・・忘れちゃった?」


テーブルに置いた手に日和が指を這わしてくる。


「やめろってマジで」


「もしかして私よりテクが凄いの?彼女」


「は?」


「ああいう“何も知りません”系がヤリマンだったりするもんね」


「・・・・・・」


「世の中って恐ろしいよねー」


可笑しそうに日和はまた煙草を咥えるけど俺は笑えない。
当たり前だ、みなみを侮辱されたんだ・・・


「みなみはそういう部類じゃないから」


「分かんないじゃん」


「分かるんだよ」


「何で?まさか処女だったとか?」


「・・・・・・」


「うそーん!!」


咥えた煙草を落として日和が驚いた。


「だって遥斗良く“処女なんてつまんなくないの?”とか処女厨馬鹿にしてた癖に!?」


「・・・・・うるせーよ、別にそこにこだわった訳じゃないし」



/499ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ