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限界Lovers
第28章 Difficult problem
「そういう話はしなかったけど・・・その口ぶりだと一ノ瀬さんに出てかれちゃったんでしょ」
気を取り直して訊ねると遥斗はハッとして口ごもる。
形勢逆転、私と遥斗はこうでなくちゃ。
「喧嘩でもしたの?」
「・・・姉貴には関係ないだろ」
「ふーん・・・一ノ瀬さんの様子が私も気になったけど・・・そうよね、私には関係ないものね」
そのまま立ち上がると遥斗がガシッと腕を掴んだ。
「何よ」
「・・・本当はちょっと喧嘩した」
「・・・・・・理由は?」
「些細な事・・・姉貴に話すまでも・・・」
「なら一ノ瀬さんの理由とは違うわね。私の勘違い」
遥斗の手を払おうとすると更に力を入れられる。
そして観念したのか・・・物凄く言いたくなさそうに重く口を開いた。
「大学の時の彼女がうちに押し掛けてきた」
「まだ続いてたの?また修羅場!?」
「違う・・・少し前に偶然飯屋で会って喋って・・・そしたら突然・・・」
それは私が想像してた理由とは違っていた。
遥斗が嘘をついてるようには見えないけどいささか信じ難いというか。
「そんなことあるの?本当は浮気してたんじゃないの?」
「してねーよ!マジで浮気とか興味ないし・・・」
「あら・・・」
ショボンとしちゃって本当に参ってる。
あの遥斗がね・・・ここまで遥斗を変えた一ノ瀬さんを今、ほんの少しだけ見直した。
「・・・で、みなみは?」
「それはそれは何やら悩んでたわよ」
「やっぱり・・・」
頭を抱えた遥斗はグシャグシャと髪を掻き乱す。
「何か言ってなかった?」
「そうね・・・“もうダメかも”みたいな事言ってたかな?」
「マジかよ・・・」
「・・・どうして出て行かせたのよ。大事なら離しちゃダメじゃない」
「俺だって・・・でもみなみは分かってると思ったんだよ」
「・・・・・・は?何が?」
「俺の気持ち!他の女になんか行かないって・・・」
その台詞を聞いて私の中の何かがブチ切れた。
気を取り直して訊ねると遥斗はハッとして口ごもる。
形勢逆転、私と遥斗はこうでなくちゃ。
「喧嘩でもしたの?」
「・・・姉貴には関係ないだろ」
「ふーん・・・一ノ瀬さんの様子が私も気になったけど・・・そうよね、私には関係ないものね」
そのまま立ち上がると遥斗がガシッと腕を掴んだ。
「何よ」
「・・・本当はちょっと喧嘩した」
「・・・・・・理由は?」
「些細な事・・・姉貴に話すまでも・・・」
「なら一ノ瀬さんの理由とは違うわね。私の勘違い」
遥斗の手を払おうとすると更に力を入れられる。
そして観念したのか・・・物凄く言いたくなさそうに重く口を開いた。
「大学の時の彼女がうちに押し掛けてきた」
「まだ続いてたの?また修羅場!?」
「違う・・・少し前に偶然飯屋で会って喋って・・・そしたら突然・・・」
それは私が想像してた理由とは違っていた。
遥斗が嘘をついてるようには見えないけどいささか信じ難いというか。
「そんなことあるの?本当は浮気してたんじゃないの?」
「してねーよ!マジで浮気とか興味ないし・・・」
「あら・・・」
ショボンとしちゃって本当に参ってる。
あの遥斗がね・・・ここまで遥斗を変えた一ノ瀬さんを今、ほんの少しだけ見直した。
「・・・で、みなみは?」
「それはそれは何やら悩んでたわよ」
「やっぱり・・・」
頭を抱えた遥斗はグシャグシャと髪を掻き乱す。
「何か言ってなかった?」
「そうね・・・“もうダメかも”みたいな事言ってたかな?」
「マジかよ・・・」
「・・・どうして出て行かせたのよ。大事なら離しちゃダメじゃない」
「俺だって・・・でもみなみは分かってると思ったんだよ」
「・・・・・・は?何が?」
「俺の気持ち!他の女になんか行かないって・・・」
その台詞を聞いて私の中の何かがブチ切れた。