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限界Lovers
第4章 隣人
『あっ…遥斗!!』
「………」
『ああんっ!』
「はあ……」
僕の名前は鈴木将太。
工業大学の三年生だ。
僕は今、レポートを書きながら好きな子喘ぎ声を聞いている。
…と言うとすこぶる変態っぽいが別に好きで聞いているわけじゃない。
これだけは断言しておく。
アパートの壁がちょっと薄いだけなのだ。
僕が聞きたいんじゃなくて聞こえてくるだけなのだ。
あの子の喘ぎ声が聞きたいワケなんかじゃない。
それにテレビがついてないのも音楽を止めているのもレポートを仕上げるため…
壁際に居るのも机の配置上仕方がないんだ。
断固としてあの子の声を聞くためなんかじゃない、絶対!
『あんっ!!』
「………」
アパートの隣人である彼女と出会ったのは先月、彼女が引越してきた日の事だった。
一目見て可愛い子だなと思った。
一瞬にして世界は桃色に包まれた。
中高は男子校、大学もほぼ男ばかり。
そんな僕にとってこの恋は小学3年生以来のものだった。
それなのにあの子は男と住んでいて…
毎晩悩ましい声を惜し気もなく聞かせてくれる。
『あっ厭っ…ダメ遥斗ぉ』
「…嫌がってるし」
『そんなトコダメだよぉ!!』
「……そんなトコってどんなトコなのかな」
あの子は毎晩アイツにヤられている。
だから僕の頭の中でも毎晩あの子は裸祭りでアンナコトやコンナコト。
この一月、妄想力ばかりが逞しくなってしまった。
「………」
『ああんっ!』
「はあ……」
僕の名前は鈴木将太。
工業大学の三年生だ。
僕は今、レポートを書きながら好きな子喘ぎ声を聞いている。
…と言うとすこぶる変態っぽいが別に好きで聞いているわけじゃない。
これだけは断言しておく。
アパートの壁がちょっと薄いだけなのだ。
僕が聞きたいんじゃなくて聞こえてくるだけなのだ。
あの子の喘ぎ声が聞きたいワケなんかじゃない。
それにテレビがついてないのも音楽を止めているのもレポートを仕上げるため…
壁際に居るのも机の配置上仕方がないんだ。
断固としてあの子の声を聞くためなんかじゃない、絶対!
『あんっ!!』
「………」
アパートの隣人である彼女と出会ったのは先月、彼女が引越してきた日の事だった。
一目見て可愛い子だなと思った。
一瞬にして世界は桃色に包まれた。
中高は男子校、大学もほぼ男ばかり。
そんな僕にとってこの恋は小学3年生以来のものだった。
それなのにあの子は男と住んでいて…
毎晩悩ましい声を惜し気もなく聞かせてくれる。
『あっ厭っ…ダメ遥斗ぉ』
「…嫌がってるし」
『そんなトコダメだよぉ!!』
「……そんなトコってどんなトコなのかな」
あの子は毎晩アイツにヤられている。
だから僕の頭の中でも毎晩あの子は裸祭りでアンナコトやコンナコト。
この一月、妄想力ばかりが逞しくなってしまった。