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限界Lovers
第9章 お仕置きだよ、お姫様
お姫様抱っこでみなみを抱き上げると寝室へ。
フワリとベッドに下ろして俺はフローリングに腰を下ろした。


リビングから差し込む灯りで暗い寝室の中でもみなみの肢体はほの白く浮かんで見える。


5分、10分…
暗い世界に閉じ込められたみなみにとってそれは心細く長い時間に違いない。


不安そうに何度も俺を呼ぶみなみ。
俺はそんなみなみをただ見ていた。




「ごめんなさい遥斗…こんなのやめて」


「………」


「気を付けるから…もう出ないから」




半泣きの声。
もっと怯えて俺にすがればいい。


俺に許しを乞うて俺が全てだと、絶対だと刻みつければいい。



「遥斗…ごめんなさい」



細い肩が小刻みに震え、口元が歪んだ。
とうとう泣き出したらしい。泣き虫め。


そこで俺はやっと腰を上げる。
泣き虫なお姫様を救出するために…



そっと頬に触れるとみなみは俺を見上げるように顔を上げた。



「我儘だな…自分の不注意で受けた罰なのに泣いたりして」


指先は頬から首筋へ、そして鎖骨へ降りていく。


「ごめっ…」


「みなみ、俺はみなみが好きなんだよ…」


「………っ」


「もし俺がみなみの立場ならどう?みなみは笑って許せる?」


「……… 」


「例えば…会社の女の子でいいや。俺のことが好きだとして、その子に俺の身体…」


「ダ…ダメっ」


「その子は俺に抱かれたいって思うんだろうなぁ…な、みなみ?」


みなみはヒクヒクとしゃくり上げた。


「チャンスがあればあわよくば…なんて機会を伺ったりして」


「ご、ごめっ…嫌っ…」


「…俺も嫌だよ。誰かの中にみなみが居るのも、みなみの中に誰かが入り込むのも…」


「私には遥斗だけだよ」


「そう?じゃあ証明してよ、みなみ」




指先は胸の中心を滑りアンダーバストを執拗に往復する。


みなみの乳首がツンと立った。



「おかしいな、まだ触ってないのにホラ…」



ふうっと息を吹き掛けるとピクンと肌が反応した。



「んっ…」



「エロい子だな…みなみは」


「ごめんなさい…」


「昔からそうだったっけ?」


「…違うよ。遥斗がそうしたんだよ」


ゆっくりと胸の中心に近づく手。
みなみは期待の吐息を零す。


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