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ビターチョコレート
第6章 形。
私はこの後、
放心状態からやっと立ち上がり、
隆司に仕事中にも関わらず、
電話を入れた。


「もしもし」

「なに?」

「ポストにカード会社から、
明細が届いてます。
一体どういうこと?」

「今、仕事中だよ」

「それがどうしたの?
私はあなたの作った借金の返済で、
ずっと、イヤイヤでもパートをしてきたわ」

「忙しいから。」

「ふざけるんじゃないよ!」
私は低い声ですごんだ。
怒りが弾けた瞬間だった。

驚いた声で、
しどろもどろしながら隆司は言う。
「俺にもいろいろあるんだよ」

「何があるんだよ?」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

言い返せない隆司。

「都合悪くなると、
いつもの黙りかよ?
この豚野郎‼︎」

私は、もう怖いものなんてなかった。

この醜い豚野郎への憎しみをぶつけた。

「帰ってから話すよ」

早々と電話を切ろうとする隆司に、

「ぶざけんな‼︎
豚野郎‼︎」

と叫んで、
電話を切ってやった。



死ね!
本当に手を下さないで、
この男‥‥‥‥

死んでくれないかしら?


悪魔は本心を口にした。
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