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第9章 不倫の果て‥‥‥未来へ

雅人が私を無我夢中で抱く。

私は雅人の顔を見る。
雅人は口を半開きにしながら、
ハァハァと息を吐き、
私の中を駆け巡る。

私は雅人を身体中で感じた。

このまま私の中で果てて‥‥‥‥
禁断の言葉すら、口から出そうになる。


「あっ‥‥‥‥イキそうだ」

雅人は少し苦しそうな顔をするが、
まだ激しく腰を動かす。

最後の最後まで精一杯の愛を込めて‥‥

セックスをしている間は、
私は世界で一番愛される。

真っ黒い感情から生まれた、
セックスだとしても‥‥





気持ち良く
満たされて
求め合い

女でいられた。

恋しい
愛しい

そんなセックスだった。


「イクよ」
雅人は私の中からすっと抜き、
大きく勃起したものを、
私の口に含ませた。

私は雅人の全てを受け取る。
ジワジワと口の中に脈打つ大きなものから、
威勢良くどろっとした液体が口に注がれる。


決して美味しくはない。
愛する者の体液だとしても‥‥

それでも無理矢理喉の奥に飲み込む。

ゴクリと喉の音を立てた。

愛してる。


あなたの液が私の体内に注入されて、
一部となった。