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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
たどり着いたのは、ヴェネチアのような綺麗な町並み。
水の底には、色とりどりの魚が泳いでいて……。
結構な人が、そこで釣りを楽しんでいた。

「おお、釣りか! あれは焼けるのだろうか?」
「たぶん刺身とか焼き魚にできるだろうけど、釣りできるのはトレジャーハンターのみだと思うな」
「む、そうなのか……」

残念そうに魚を見つめるクロウ。
釣った魚は、クリエイターらしき人がせっせと焼いていた。

私は、エリさんにエスコートされつつカフェのお店に入った。
クロウは、自分の服装から入る事をためらって、店の前で止まっている。

「さっさと中入れ」
「む。さ、先に服を購入したい」

押し問答を続ける2人。
折れたのは、エリさんのほうだ。

「しょうがない、先に男性用の服でも見るか」
「そうしてくれると助かる」

そうして、皆で並んで歩き始めた。
お店の人にはきちんと謝って出てきたけど、私達のやり取りを見てお店の人達は楽しそうに笑ってたから、たぶん大丈夫。

そういえばさっきから、ずっと気になってた事がある。
クロウこと、桜の安否だ。
案外早く戻ってきたから驚いたけど……、普通にしてるけどクロウは我慢強いから気になる。
無理してないのかな?

「そういえば、クロウは病院へ行ってたんでしょう? 大丈夫だったの?」
「うむ、行ったぞ。私は軽い検査だけだったがな。メインは他の奴等だ」
「他の人達?」
「うむ、連れ去った奴等だ。竿を噛み千切ってみたら、死にかけおって病院へ運ばれて行ったぞ」

あっさりと言うけれど、桜それ……。
隣のエリさんは、顔を真っ青にしている。
だって、ねぇ?

「おっそろしい女」
「む、そうだったのか? まぁ、厠(トイレ)へ行くのは不便だが……」
「それ、男の人の急所だよ……」
「それは良い事を聞いたぞ」

言わなかったほうがよかったかも。
それにしても、聞きにくかったけど思い切って聞いてよかった。
レイプのほうも運営さんが頑張ってきはじめてるし……、頑張らなくてもよくなるのかな?
だって、噴水広場前も展示されるように並んでいた女の人達が消えてたし。

桜が無事だったことを聞くと、急にテンションが上がってくる。

「あ、クロウ。男性用の服のお店あったよ」
「むぅ、着物がいいのだが」
「着物かー」
「うむ、着流しがいいのだが」
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