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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
無言で柳を睨んでいると、柳が気まずそうな顔をして反対の方向へと走って逃げていく。
「なんで、あんな事ばっかりするんだろう」
「あー、気づいてないのか?」
「え、理由を知ってるの?」
理由を知っているなら、教えて欲しい。
だって、柳は中学くらいの時には普通に遊ぶ仲だったんだし。
それが高校になったら急にあんな態度になって……、凄く話しづらくなった。
それまでは、本当に仲が良かったから。
「別に、気にすんな」
「え、なんで?」
「俺が不利になるから」
大牙さんが不利になる、ソレってどういう事だろう?
首を傾げていると、大牙さんがため息を付きながら私の頭を軽く叩いた。
「んー、それならお前にとって柳ってどんな人間だ? 執事とかそういう関係抜きでな」
そう言われると、答えづらかった。
改めて聞かれると関係が言えない。
友達、とは言い切れない。
でも他人とは言いにくいかも。
なんていうか、そも……。
「家族……」
これだ。
隼人君と血が繋がっていようが、私が苛められていた時も一人ぼっちだった時も、ずっと側に居てくれた。
お兄ちゃんみたいな人、そう言ってしまえばなんかしっくりくるかも。
「ほー? 確かに、ただの兄弟喧嘩にしか見えないな」
大牙さんが楽しそうに笑っている。
なんだかご機嫌そう。
「なんだか、ご機嫌だね」
「まぁな。そうだ、俺にとってお前ってどんな奴なの?」
そう言われて、驚いて目を見開く。
友達、なんだけど……。
そう言ってしまうとなんだか切なくなる。
言葉を詰らせていると、大牙さんが私の顔を覗きこんできた。
黒猫のようなキラキラとした真ん丸な瞳とぶつかって、一気に顔が熱くなる。
「お前さ、好きになった事とかあんの?」
「好き? あるけど」
「誰?」
言い出しにくい。
何故だか、昔の事なのに……、大牙さんには隼人君の事は話したくない。
言っちゃうと、大牙さんが私の側から消えちゃいそうで怖いから。
「それって……、キングか?」
そう言われて、私は目を見開いた。
すると、大牙さんは目をすっと細めて、ぺろりと唇を舐める。
その仕草がとても色っぽくて、胸がきゅんと高鳴った。
「ビンゴ。キングが何をしたいのかがわかってきた」
「隼人君が?」
驚いて、大牙さんを見ると目を輝かせて頷いた。
「ああ。すぐに解決してやる」
「なんで、あんな事ばっかりするんだろう」
「あー、気づいてないのか?」
「え、理由を知ってるの?」
理由を知っているなら、教えて欲しい。
だって、柳は中学くらいの時には普通に遊ぶ仲だったんだし。
それが高校になったら急にあんな態度になって……、凄く話しづらくなった。
それまでは、本当に仲が良かったから。
「別に、気にすんな」
「え、なんで?」
「俺が不利になるから」
大牙さんが不利になる、ソレってどういう事だろう?
首を傾げていると、大牙さんがため息を付きながら私の頭を軽く叩いた。
「んー、それならお前にとって柳ってどんな人間だ? 執事とかそういう関係抜きでな」
そう言われると、答えづらかった。
改めて聞かれると関係が言えない。
友達、とは言い切れない。
でも他人とは言いにくいかも。
なんていうか、そも……。
「家族……」
これだ。
隼人君と血が繋がっていようが、私が苛められていた時も一人ぼっちだった時も、ずっと側に居てくれた。
お兄ちゃんみたいな人、そう言ってしまえばなんかしっくりくるかも。
「ほー? 確かに、ただの兄弟喧嘩にしか見えないな」
大牙さんが楽しそうに笑っている。
なんだかご機嫌そう。
「なんだか、ご機嫌だね」
「まぁな。そうだ、俺にとってお前ってどんな奴なの?」
そう言われて、驚いて目を見開く。
友達、なんだけど……。
そう言ってしまうとなんだか切なくなる。
言葉を詰らせていると、大牙さんが私の顔を覗きこんできた。
黒猫のようなキラキラとした真ん丸な瞳とぶつかって、一気に顔が熱くなる。
「お前さ、好きになった事とかあんの?」
「好き? あるけど」
「誰?」
言い出しにくい。
何故だか、昔の事なのに……、大牙さんには隼人君の事は話したくない。
言っちゃうと、大牙さんが私の側から消えちゃいそうで怖いから。
「それって……、キングか?」
そう言われて、私は目を見開いた。
すると、大牙さんは目をすっと細めて、ぺろりと唇を舐める。
その仕草がとても色っぽくて、胸がきゅんと高鳴った。
「ビンゴ。キングが何をしたいのかがわかってきた」
「隼人君が?」
驚いて、大牙さんを見ると目を輝かせて頷いた。
「ああ。すぐに解決してやる」