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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
やっぱり、出る杭は打たれるという事だろう。
あれだけのお金が出せる人って、他には居ないのかな?

「あれだけのお金が出せる人って、そんなに居ないの?」
「いや、それだけでわかったんなら警察に犯人は居ない。だって、他にもそういう奴等はたっぷり居るし」
「それじゃ、何か言ったってわかったんだ?」
「ああ、今回護衛していてお前等がゲームをしているという事をキングにばらした人間が居る」
「キング?」
「望月隼人の事だ。何処で情報がバレるかわからないから、奴の事はキングって呼んでいる」

気が付けば、さっき柳が入ってきた事でふとした怒り等も全部吹き飛んでいた。
あれが何だったのかはわかんないけど……、でもそういう気分じゃなくなったから全然大丈夫。

「あ、お前っ! お嬢様を何処にお連れする。すぐに部屋に戻せ!!」
「本人が行きたいって移動してるんだから、良いだろ?」
「駄目だ、部屋に戻せ」

柳が来た事で、またムカムカしてきた時に、辺りに高い女性の声が響き渡った。

「柳、貴方は坊ちゃまの執事でしょう? お嬢様の召使いは私です。余計な詮索は止めて、持ち場へ戻りなさい」

後ろを振り向くと、お茶やお菓子等を準備してくれた桜が立っていた。
丁度良い時に桜が来てくれて、胸がじーんと熱くなるのを感じる。
桜は、本当にいいタイミングで来てくれくれたと思う。

そして、そんな桜の登場に柳は顔をしかめる。

「睦月が居るので、大丈夫です。私は私の職務を全うします」
「貴方の職務はお嬢様の邪魔をする事ですか? それならば、この桜めが許しませんよ」
「邪魔だなんて、俺がいつそんな事!」
「お嬢様はただ屋敷の中を移動なされるだけ! それなのに、部屋から出るなとはどういう事なのですか? 出ては行けない理由を説明なさい!!」

きっぱり、と桜が言ってくれて、柳はひるんだ。
その時の桜は本当にカッコイイ!
やっぱり、双子の姉って言うだけある!

「さっすが姉さん」

口笛を拭きながら、大牙さんは関心したように桜を褒めて……。
その言葉に、桜は嬉しそうに会釈した。
でも、柳は凄く不満そうに桜を睨みつけている。

そういえば、私って一応柳に命令できる立場なんだよね?
それなのに、命令されてばかりってなんか変だと思うんだけどなぁ。
よくよく考えてみたらそうだ、だって私は一人歩き等危ない事なんかしてない。
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