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ラブ❤ゲー!
第9章 婚約してあげる
<Side 拓斗>
人間って、メンドーだよねー。
何考えてるかなんて、問題の本人達は気づいてないっぽいしさー?
それなのに、僕まで巻き込まれちゃうなんて嫌になっちゃう。

あ、言い忘れたね。
僕、天月拓斗!

僕は、今現在柳を慰めてる最中なんだ!
そんでもって、柳がお姉ちゃんに振られちゃったみたいで。

でもさ? 世の中ツンデレなんて通用しないと思うんだよね。
あれって、ゲームとかで露骨な感じだからわかるわけじゃん?
でも、現実ってそう甘くないよねー。
世の中って世知辛いって奴ー?

「柳ー、もう諦めなよー」
「ぐすっ……、アイツさえ現れなきゃッ!!」
「や、柳……」

睦月ってば、柳の事を応援してたせいか睦月も泣きそうなの。
やっさしー!
僕はっていうと、柳のアプローチは僕からしてもウザったいから同情もできないや。
自業自得だと思うけど。

だって、僕はきちんとデートに誘いなよって遊園地のチケットをあげたり、遊園地を貸しきりにする準備とかしてるのに、ただお姉ちゃんにチケットをあげるだけで、結局お姉ちゃんは僕を誘ってきて。
断ると桜に言うのもわかってたから、OKしたけど……、何が楽しくて、僕がプレゼントした遊園地チケットをまたプレゼントされなきゃいけないの?

変な所でヘタれてんだから、もう嫌になる!

「た、拓……。どうにかならないかな?」
「ムーリー! お姉ちゃんって、結構飾らない人が好きだし。大牙ってお喋りしやすいから」
「くっそっ! やっとアイツと別れたと思ったところに!!」

柳ってば、涙目になりながらも結構本気っぽそうな目をしてて、おー怖い怖い!
柳のほうをどうにかしないといけないけどー。
そうなると、睦月もどうにかしないとでしょ?
このまま、柳がヤンデレ化とかして、一番とばっちりくるの僕なんだけどー。

かと言って、大牙の邪魔をしたらお姉ちゃんってば結局なし崩しで隼人と結婚しそう。
あーもー面倒だなー。
お姉ちゃんが柳の気持ちに気づいて、遠ざけるようになったらお先真っ暗だし。
心なしか胃が痛いや……。

「ねー、もう諦めたらー? 僕がチャンスあげてもほとんど台無しにした癖にー」
「こんな事になるなんて思ってもいなかったからっ!!」
「じゃあさー、柳っていつのタイミングで言うつもりだったの?」
「そりゃ、お嬢様が言ってくるのを……」
「馬っ鹿じゃない?」
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