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ラブ❤ゲー!
第1章 1章 救ってあげる
天月 拓斗。<アマツキ タクト>
私、聖<ヒジリ>の弟で今年で24歳になる社会人。
仕事はプログラマー。
そして、現在ヴァーチャル世界に行ったまま戻ってこなくなって三日目。
会社からひっきりなしに電話がかかってきていて。

ヴァーチャル世界に行く(ダイヴ)機械ダイヴマシンの中で眠ったまま目覚めない弟。
ここたっくんは一月会社から帰ってこなくて、やっと帰ってきたかと思ったらこれだ。

『昨晩、ヴァーチャル世界のショッピングモールがハックされ、買い物中の客が強制ログアウトされ、意識不明の重体で……』

TVで話を聞いて、お父さんとお母さんはわんわん泣くばかり。
おじいちゃんおばあちゃん達は、これが原因で病気が悪化して入院。

……だから、プログラマーなんかになるのは反対だったのに。
弟のたっくんは頭がよくていい子で、顔もよくて身長も高くて。
しかも、うちの家系は女ばかりだから男であるたっくんは非常に可愛がられた。
可愛がられて欲しい物は全て与えられているにも関わらずに、純粋で真っ直ぐないい子に育ったからなお更可愛がられた。
はとこなんかは、たっくんと結婚するんだって張り切ってた。

そんな、一族の王子様が起きなくなって親戚中が暗くなっている。
実の姉である私がこんな事になっても、ここまで大きい事件にはならない。
たっくんって凄いなぁ、そう思いつつも案外抜け目がなくて策略家な面もあるたっくん。
あんな事件に巻き込まれて居るわけが無い、そう思うんだ。

「どうしましょう、聖。強制ログアウトって危険なんでしょ?」
「脳に直接アクセスしてヴァーチャル世界に行ってるから、正当な手順を踏まないと意識不明になる場合もあるんだってさ。
でも、たっくんは大丈夫だと思うよ」
「なんで、なんでそう言い切れるんだ……!! お前もあの機械を買っていたら、同じ事になっていたんだぞ!!」

泣くだけで何もしない両親に嫌気がしてくる。
親戚の人達も他力本願で、結局問題を解決するのは私かたっくんの役目。
そして、今回その"たっくん"が居ないから、強制的に私の役目。
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