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ラブ❤ゲー!
第4章 イかせてあげる
そんな相手に挑もうだなんて、もしかして3人ともマリーさんの事が好きでもう一度会いたいが一心で助けようと?

目の前で起ころうとしているドラマチックな展開につい顔が緩んでしまう。

「お前、さっきから表情がコロコロ変わってるけど、何があったんだ……?」

私をエスコートしてくれてるエリアスさんが怪訝そうな顔で見てくる。
そんなに、可哀想な人を見る目で見なくていいじゃない。

「いや、マリーさんってどんな人?」
「メンヘラだな」
「……うざい」
「子供すぎてきつい」

予想以上の反応に、唖然としてしまう。
こんな反応からどうやって次のラブコメへと移動していくの?
このお話のタイトルラブゲーでしょ?
いつ、ラブコメVRMMO的な展開があるんだろう?
それとも、皆マリーさんに対してツンデレなの?
本人が居ない時くらい、デレたっていいじゃない。

「でもまぁ、妹みたいな奴だったな」
「妹、かぁ」
「……わかる、うざいんだけどつい助ける」
「ねぇ、恋愛的方向には!?」

顔がニヤけないように、できるだけ無表情できいたつもりだけど、聞いた瞬間3人は非常に嫌そうな顔になる。

「女の子ってさー、何でも恋愛に結び付けるの好きだよね」

リヒトさんの一言が、私のガラスのハートをぶち壊す。
そんなに嫌そうに言わなくたっていいじゃない、少しはタイトル通りのお話になったっていいじゃない。
いいじゃない、他人の恋愛くらい楽しんだって。

「好きになるきっかけもないのに、好きになれるわけがないさ」
「お前も好きになった奴にはきっかけとかあるだろ?」
「きっかけ、かぁ」

隼人君の事を好きになったきっかけ。
そんなものあった?

「ないのか?」
「ないかも」
「好きだなって自覚したタイミングは?」

好きになったと自覚したタイミング?
……確か、そうだ。
隼人君にレイプをされた時……、泣きながらお父さんに助けを求めて。
そうしたら、こう言われた。

『お前が隼人君を好きじゃないのがいけない』

たぶん、それからだ。
お父さんから暴力を振るわれるのも嫌だったし。
幼馴染で許嫁だから、好きになれって言われて無理やりいい所を見つけて、そして現在。
隼人君にはNOと言えないから、私の稼いだお金はほとんど隼人君の手に渡る。
別れた現在でも、だ

だから、タイミングと言われてもきっかけと言われても……。
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