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ボクと世界樹
第4章 君は、あのとき。
私、鏡音リンは今、学校にいる。例の通り、「鏡音リント」として男装なう。
そして隣には一人のお淑やかな少女。
「‥あら?どうかされましたかリン様?」
「あっ、いや、何だか天気が良いなーと‥あはは」
私は思わずありきたりなよくあるフレーズを口にする。
私が挙動不審する理由、――――それはこの少女が実は鏡音レン‥つまり私の双子の弟であり執事であるからだ。
私はボソッと今は「鏡音レンカ」、私のお付きとして側にいるレンに囁きかけた。
「ねぇレン、貴方本当にレンだよね…?」
「‥リント様、私は正真正銘貴方様のお付きの、『鏡音レンカ』ですよ」
「そうですか‥」
やはり彼‥いや彼女はココでは鏡音レンに戻る気は無いらしい。
何故レンがこうしているかって?
お教えしよう。
お偉いさん曰く―――――
『レン様、貴方には学校へリン様に女装して護衛として付き添い侍ることにして頂く。勿論詳細は秘密裏に。‥あぁ、授業は通常に受けても良いとのことだ‥制服や道具一式等は用意してある、ではこれにて失礼』
そうして堅苦しく颯爽と去る監視官達‥‥‥は?
………とまぁそんなこんなで今に至る。
「あらあらリント様?‥何を思われて?隣で百面相されては付き添う私が恥ずかしいですので止めて下さいな」
「あぁ、すまないなお付きのレンカさん。何なら別に付き添わずとも良いんだぞ?」
「あらそんなこと出来るわけ無いでしょうよく考えてものを仰って下さい恥ずかしい」
……っレンは学校に通い始めてからは、正に慇懃無礼といった感じだ。
そんな絵に描いたような私よりも『お嬢様』という姿で色々されて言われては、地味に傷付く。
そして私の評判といえば、『殿方らしく何処か哀愁漂う王子様のよう』‥‥‥あれ?私女ですよね?
あれれー?元の時より格好良いって私達男女間違えて来たのかな…?
本当に複雑だよこのヤロウ!
そして隣には一人のお淑やかな少女。
「‥あら?どうかされましたかリン様?」
「あっ、いや、何だか天気が良いなーと‥あはは」
私は思わずありきたりなよくあるフレーズを口にする。
私が挙動不審する理由、――――それはこの少女が実は鏡音レン‥つまり私の双子の弟であり執事であるからだ。
私はボソッと今は「鏡音レンカ」、私のお付きとして側にいるレンに囁きかけた。
「ねぇレン、貴方本当にレンだよね…?」
「‥リント様、私は正真正銘貴方様のお付きの、『鏡音レンカ』ですよ」
「そうですか‥」
やはり彼‥いや彼女はココでは鏡音レンに戻る気は無いらしい。
何故レンがこうしているかって?
お教えしよう。
お偉いさん曰く―――――
『レン様、貴方には学校へリン様に女装して護衛として付き添い侍ることにして頂く。勿論詳細は秘密裏に。‥あぁ、授業は通常に受けても良いとのことだ‥制服や道具一式等は用意してある、ではこれにて失礼』
そうして堅苦しく颯爽と去る監視官達‥‥‥は?
………とまぁそんなこんなで今に至る。
「あらあらリント様?‥何を思われて?隣で百面相されては付き添う私が恥ずかしいですので止めて下さいな」
「あぁ、すまないなお付きのレンカさん。何なら別に付き添わずとも良いんだぞ?」
「あらそんなこと出来るわけ無いでしょうよく考えてものを仰って下さい恥ずかしい」
……っレンは学校に通い始めてからは、正に慇懃無礼といった感じだ。
そんな絵に描いたような私よりも『お嬢様』という姿で色々されて言われては、地味に傷付く。
そして私の評判といえば、『殿方らしく何処か哀愁漂う王子様のよう』‥‥‥あれ?私女ですよね?
あれれー?元の時より格好良いって私達男女間違えて来たのかな…?
本当に複雑だよこのヤロウ!