この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
みんな同じ空の下
第12章 月夜の泉
「…っ!」
空いている片手で反射的に胸を隠すと、シバの手が腰回りに触れる。
「…っく…」
ぞくりとする感覚に、リノは歯を食いしばって耐えた。
そうしないと、腰から力が抜けそうになる。
右手は掴まれていて自由が利かず、左手で振り払えば、また上半身をシバの目に曝すことになる。
(…この状態で抵抗するなら、やはり…)
リノが左足を思いっ切り上げて水しぶきでシバの視界を遮ると、右手を掴んでいた彼の手が離れた。
離れた、とほっとしたのも束の間だった。
「…なかなか面白いことをしてくれるな」
空いている片手で反射的に胸を隠すと、シバの手が腰回りに触れる。
「…っく…」
ぞくりとする感覚に、リノは歯を食いしばって耐えた。
そうしないと、腰から力が抜けそうになる。
右手は掴まれていて自由が利かず、左手で振り払えば、また上半身をシバの目に曝すことになる。
(…この状態で抵抗するなら、やはり…)
リノが左足を思いっ切り上げて水しぶきでシバの視界を遮ると、右手を掴んでいた彼の手が離れた。
離れた、とほっとしたのも束の間だった。
「…なかなか面白いことをしてくれるな」