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みんな同じ空の下
第17章 シバ・スニヤ ~其の弐:龍を咬む者~
なかなか男の笑いは止まらず、集まった人々も何事もなかったのだと言って散っていった後。
「成る程…。頭に血は昇りやすいようだが、恵まれた人間への怒りの強さはいいね。何より」
男がシバをまじまじと見る。
「君の周囲には人が集まりやすい」
男はにっと嬉しげに歯を見せた。
「どうだ。私と組まないか」
「…組む、だと?何をさせる気だ」
男がくくっと喉を鳴らす。
「金はいくらでも出そう。君には、君の力で、革命を起こしてもらいたい」
「…革命?」
この男は頭がおかしいのか。
「成る程…。頭に血は昇りやすいようだが、恵まれた人間への怒りの強さはいいね。何より」
男がシバをまじまじと見る。
「君の周囲には人が集まりやすい」
男はにっと嬉しげに歯を見せた。
「どうだ。私と組まないか」
「…組む、だと?何をさせる気だ」
男がくくっと喉を鳴らす。
「金はいくらでも出そう。君には、君の力で、革命を起こしてもらいたい」
「…革命?」
この男は頭がおかしいのか。