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みんな同じ空の下
第17章 シバ・スニヤ ~其の弐:龍を咬む者~
集団に名を付けようという話になり、男に相談すると、『咬龍団』はどうかと勧められた。
「国王の象徴である、龍を咬む集団。悪くないだろう?」
「龍を、咬む…。なるほど、いいな」
咬龍団と名付けられた集団は、評判の悪い役人や貴族、富裕層の最大の財産である金品を強奪し、奪われる苦しみを味わわせることを始めた。
ただの盗賊ではないことを知らしめるため、盗みを働いた後は、シバの直筆で『咬龍団』と記した料紙を窃盗場所に置いていった。
盗んだ金品は、最も金が必要な貧困層の民に渡した。金品を貧しい者へ分けた後に、シバは余った金を使って拠点地の子供に食事を提供したり、学ばせる機会を与えていたが、これが拠点地の民の評を博した。学びの場を与える事も食事の提供も、男の筋書きにはなかったが、平民の心を掴んだ行為に男は気を良くし、これからも続けるよう、シバに指示した。
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