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みんな同じ空の下
第17章 シバ・スニヤ ~其の弐:龍を咬む者~
「現国王は病で臥せっている。今は王太子殿下が名代(みょうだい)を務めているが、あれは官僚達の傀儡(かいらい)だ。操り人形の王太子では、頼りないと不安を零す者もいる。国の中心が揺らぎはじめている今から動き、その揺らぎが一番大きな所で一気に叩き潰す。だから今から王都を狙いながら国中に君達の存在を知らしめてやるんだ」
なぜ、男がそんな王城内部のことを知っているのだろう。
たしかに会った時から身形は良く、家柄の良さそうな人間だとは思うが、彼は一体何者なのだろう。
王都に住まいがあることは知っているが、貴族か何かなのだろうか。
自分に革命を起こさせて、結局何がしたいのだろう。
なぜ、男がそんな王城内部のことを知っているのだろう。
たしかに会った時から身形は良く、家柄の良さそうな人間だとは思うが、彼は一体何者なのだろう。
王都に住まいがあることは知っているが、貴族か何かなのだろうか。
自分に革命を起こさせて、結局何がしたいのだろう。