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みんな同じ空の下
第17章 シバ・スニヤ ~其の弐:龍を咬む者~
シバの中に疑問が湧き上がったが、今はやるべきことに集中する時期だ。
シバは敢えて、訊くことを止めた。
「…分かった」
そうしてシバは、仲間を引き連れて、各地を転々とした。
男とは、王都で会う度に次に会う日時や場所を決め、それに従って会っていた。
会った時は、シバは次の拠点地や仲間のことを伝え、男からは資金を受け取ったり、次の拠点地周辺で評判の悪い役人や地方貴族の情報を得ていた。
その資金と情報を基に、咬龍団は活動を続け、二年の月日が経った。
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