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みんな同じ空の下
第21章 偽りの恋と真実の愛
「………そこまで知っているのなら隠す必要もありませんね。シバ様自身が明かしたということは、目的を果たす時が近付いてきたという証拠。もう、誰にも止められない」
美しくも凄みのある笑みがニナの顔に浮かび上がる。
見ているだけで圧倒されそうな表情のニナに対し、アンリが姿勢を正した。
「…知っていて尚、受け取った情報を伝えていたんだな」
こくり、とニナが頷く。
「私に与えられた、お役目ですから」
「……話はまた後で聞く。それまで地下の牢に入ってもらうぜ」
その言葉を合図にニナは両脇からアンリの部下たちに腕を抱えられ、小部屋から出て行った。
「…監理官に報告するか。リノ、行くぞ」
リノとアンリも小部屋を出て、監理官室へと向かった。
美しくも凄みのある笑みがニナの顔に浮かび上がる。
見ているだけで圧倒されそうな表情のニナに対し、アンリが姿勢を正した。
「…知っていて尚、受け取った情報を伝えていたんだな」
こくり、とニナが頷く。
「私に与えられた、お役目ですから」
「……話はまた後で聞く。それまで地下の牢に入ってもらうぜ」
その言葉を合図にニナは両脇からアンリの部下たちに腕を抱えられ、小部屋から出て行った。
「…監理官に報告するか。リノ、行くぞ」
リノとアンリも小部屋を出て、監理官室へと向かった。