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みんな同じ空の下
第27章 身分
「…建国祭は明日に迫っており、祭事行進自体は止められません。しかし、早急に国王陛下や王太子殿下、祭事行進で護衛を務める将軍閣下らに知らせるべきです」
「…その情報、確かだな」
「間違いありません」
「…随分な自信だ。情報の出所は、シバ・スニヤか?」
ハクトの目が、ぎらりと鋭く光る。
リノの脳裏に、ハクトに抱かれた時の情景が蘇った。
「…っ、そう、です…」
怖じ気づきながら、リノは答えた。
「…そうか」
ハクトはそれ以上何も言わず、椅子から立ち上がった。
「…その情報、確かだな」
「間違いありません」
「…随分な自信だ。情報の出所は、シバ・スニヤか?」
ハクトの目が、ぎらりと鋭く光る。
リノの脳裏に、ハクトに抱かれた時の情景が蘇った。
「…っ、そう、です…」
怖じ気づきながら、リノは答えた。
「…そうか」
ハクトはそれ以上何も言わず、椅子から立ち上がった。